レーハウの歩み
当社は、「高品質ソリューションを人々のために」をコンセプトに、70 年以上に渡って、建設、自動車、産業分野で使われる革新的なポリマーベースのソリューションを開発・提供しています。これは、「我々のできること」を再定義し続けることでもありました。
1948 年に創業者ヘルムート・ワグナーが、従業員 2 名の会社を設立したときから 、「技術力」「情熱」「好奇心」を事業の礎とし、今でも株式非公開の独立系企業としてこの原則を創業時より守り続けています。
現在、50 か国以上で従業員 約 20,000 名が、人々の生活をより良くするために「我々にできること」を再定義し続けながら、お客様にソリューション提供をしています。
レーハウでは、素材や原材料についての知見、技術や製造工程での豊富な経験を活かし、個々のニーズに応えるソリューションを提供しています。交通や安全性の改善、住宅の質の向上、建物のエネルギー消費量の削減など、レーハウが提供しているオーダーメイドの製品とソリューションは数多あり、様々な方法で生活の質を向上させています。
レーハウは、「品質」「効率」「持続可能性」が今後ますます重要になると認識しております。当社ソリューションが、人々をより安全に、より健康に、より効率的・便利にするだけでなく、今後何世代にもわたって私達が住むこの世界を持続可能にすることを目指しています。
沿革
事業展開の歩み
1948年
ドイツ バイエルン州 レーハウ市(REHAU)にて 3 名、押出機 1 台の体制で設立。最初期の製品は、靴のウェルト、ガーデンホース、自動車部品。
1951年
VW ビートル用のアームストラップとサイドボードの製造を開始。
1954年
ドイツ初のシリコンチューブを使用した心臓手術に参画。
1958年
初の PVC 製の窓枠用プロファイル、および初の磁気ガスケットシステムの押出成形を冷蔵庫ドア用に行う。
1960年代
英国を始め、ドイツ以外の国々にて現地法人および現地工場を設立。
1968年
ドイツでのディプロム学位を与える二年間の研修コースを設立、開始。
1976年
当社のイニシアティブにより、ドイツでの職業制度においてプラスチック成型技術者の区分が確立される。
1978年
初の自動車用バンパーを VW パサート 向けに生産。
1986年
PEX 管を使った初の床下暖房を設置。
1987年
スライディング スリーブを上市し、水道および冷暖房の配管分野で大きなイノベーションとなる。
1988年
資源リサイクルを喫緊の課題として捉え、製造工程で出るポリマー廃棄物の再利用から取り組みを開始。
1990年
当社バンパーを実装した 100 万台目の BMW が出荷される。
1994年
シリコン シーリング RAU-SIK がアリアンロケットとともに宇宙飛行へ。
1995年
新規開発した繊維複合材料がエアバス社にて採用。
2004年
医療分野に特化した RAUMEDIC 社を設立。
2006年
継ぎ目のない Zero-Joint を可能にする新技術を家具分野で開発。
2008年
高機能性素材 RAU-FIPRO を使用した窓枠システム GENEO を発表。
2011年
第三軌条用の特許システムが地下鉄および鉄道にて採用。
2013年
家具表面材 RAUVISIO Crystal および輻射床暖房システムのルームコントローラーが、レッド・ドット・デザイン賞を受賞。
2017年
自社開発の素材 RAU-FLIGHT が採用され、ボーイング社の認証サプライヤーに。
2018年
インテリジェント窓システム、Smart Guard を発表。
2019年
グループ会社の MERAXIS 社が合成素材のグローバルトレードマーケットに参入。
2019年
スマート水栓システム RE.SOURCE を上市。
2020年
リサイクル目標: 世界中の全生産拠点でリサイクル材料を 15% 以上使用とする。